あたしは君のラブティーチャー!
そして、翌日。
晴天に恵まれ、少し暑さを感じる気温だ。
あたしは夏が近づいているのもあって、爽やかに見えるように白のワンピースに肩から紺色のカーディガンをかけるスタイルを選んだ。
足元も白い靴下に、青色の少し高さのあるサンダルを合わせている。
サンダルに靴下を合わせるっていうのは最近のファッション雑誌でよく見かけるけど、陽はそういうの疎そうだから、「サンダルは裸足で履くものでは?」なんて聞いてきそう。
首をかしげて不思議そうにする陽の顔を想像したら、思わず面白くて笑えてくる。
とにかく、女の子の私服に対しての第一声コメントは大事だ。なんて言うか楽しみにしておこう。
そんなことを思いながら待ち合わせ場所の駅へ向かうと、すでに陽が先に待っているのが見えた。
落ち着かないのか明らかにそわそわしてて、時折キョロキョロとしている。
女の子より先に来ているのは好印象だ。
待つのが嫌いっていう子だっているかもしれないからね。
ただ……もうちょっと落ち着いて待てないかな。挙動不審すぎるよ……。
まあ、彼らしいといえばそうなんだけど。