オートマトン -Online- 推敲中
「ああ、これってすごい貴重な縁だと思うで。ある意味、祭りのことがなかったら、連絡とって無かっただろうし、そうしたらケガの話もできんかったやん。それに、言うたら、俺はキャスケとリアルで話したこともないしな。ユイが初めて」
「ああ、それはすごいかも…」
「せやねん、だからほんま、いきなり携帯番号変えたまま教えないとか、なしな」
「しないしない。私もこの関係面白いと思うから」
「じゃあ、次は―――」
「うん」
「―――太陽神界で」
アレキサンダーがそう言いきると、携帯の通話が切れた。
アレキサンダーが齎した空気が結衣をとりまいていて、もう深夜だというのにまったく眠くない。
結衣は携帯を置いて自分の足を見下ろす。
「絶対に治そっ」
股関節から足の先までを、ゆっくり擦る。
「頑張れば絶対に治せるよ。さぁ、遅くなっちゃったけど、お風呂入ってこよ!!」
結衣はくるりと向きを変え、部屋を出る。
「生きてれば、このくらいの怪我、あって当然よ!人生、熱くなくっちゃ!!」
今日出会った2人の名医の熱さが、結衣の中にすっかり吸収されていた。
「ああ、それはすごいかも…」
「せやねん、だからほんま、いきなり携帯番号変えたまま教えないとか、なしな」
「しないしない。私もこの関係面白いと思うから」
「じゃあ、次は―――」
「うん」
「―――太陽神界で」
アレキサンダーがそう言いきると、携帯の通話が切れた。
アレキサンダーが齎した空気が結衣をとりまいていて、もう深夜だというのにまったく眠くない。
結衣は携帯を置いて自分の足を見下ろす。
「絶対に治そっ」
股関節から足の先までを、ゆっくり擦る。
「頑張れば絶対に治せるよ。さぁ、遅くなっちゃったけど、お風呂入ってこよ!!」
結衣はくるりと向きを変え、部屋を出る。
「生きてれば、このくらいの怪我、あって当然よ!人生、熱くなくっちゃ!!」
今日出会った2人の名医の熱さが、結衣の中にすっかり吸収されていた。