オートマトン -Online- 推敲中
結衣はヘッドギアをはずすと、パソコンの前の椅子に座ったまま、スズメのチュンチュン鳴く声が聞こえてくる右手の窓に視線を投げた。
レースのカーテン越しに朝日が上り始めていて、白く立ち並んだ家々が浮かび上がっている。
(廃人っていつ寝てるんだろう)
アカネはミッションが終ると挨拶を済ませ、すぐにログアウトしてしまったのだが、料理人のミリンもPKのルークも、太陽神界でまだやることがあるらしくそれぞれが閉店した市場の中に消えていった。
ユイはアルメェールをからくり人形専門の修理屋に預けると、早々にログアウトした。
「あっ」
結衣はパソコンの画面のポストが光っているのに気づき、さっそくクリックしてメッセージを開く。
『ミリン⇒ユイ
フレンド登録の申請。
コメント
初心者なのに仲間を集めてよくリーダーやったな!
ユイえらいぞ!
これからミッションでもなんでも、人数が足りなかったら気軽に声をかけてくれ。あと、ステーキは他の店で買うなよ、安くしてやるから(笑)
フレンド登録を承諾しますか?
はい・いいえ 』
結衣はミリンの言葉に救われ、自然と笑顔になる。
「初リーダーでミッション。なんだかんだ言って、けっこう面白かったなぁ」
ニコニコしながら「はい」を選択し、フレンド登録が完了した。
「ふあぁぁぁ」
パソコンの電源を落として、あくびをしながらもぞもぞとベットにもぐりこむ。
いまさっきまでギラギラに目を光らせていたのに、柔らかい毛布に包まったとたん急に眠気が襲ってきた。
「いま朝の4時ぐらいかな」
枕もとの携帯を開くといつの間にか充電が切れていたらしく画面は真っ黒になっていた。
(祥平から電話かメールが来てたりして……でも、どうせ、今日は就職活動したの?って聞かれるだけだろうし。起きてからでいっか。)
レースのカーテン越しに朝日が上り始めていて、白く立ち並んだ家々が浮かび上がっている。
(廃人っていつ寝てるんだろう)
アカネはミッションが終ると挨拶を済ませ、すぐにログアウトしてしまったのだが、料理人のミリンもPKのルークも、太陽神界でまだやることがあるらしくそれぞれが閉店した市場の中に消えていった。
ユイはアルメェールをからくり人形専門の修理屋に預けると、早々にログアウトした。
「あっ」
結衣はパソコンの画面のポストが光っているのに気づき、さっそくクリックしてメッセージを開く。
『ミリン⇒ユイ
フレンド登録の申請。
コメント
初心者なのに仲間を集めてよくリーダーやったな!
ユイえらいぞ!
これからミッションでもなんでも、人数が足りなかったら気軽に声をかけてくれ。あと、ステーキは他の店で買うなよ、安くしてやるから(笑)
フレンド登録を承諾しますか?
はい・いいえ 』
結衣はミリンの言葉に救われ、自然と笑顔になる。
「初リーダーでミッション。なんだかんだ言って、けっこう面白かったなぁ」
ニコニコしながら「はい」を選択し、フレンド登録が完了した。
「ふあぁぁぁ」
パソコンの電源を落として、あくびをしながらもぞもぞとベットにもぐりこむ。
いまさっきまでギラギラに目を光らせていたのに、柔らかい毛布に包まったとたん急に眠気が襲ってきた。
「いま朝の4時ぐらいかな」
枕もとの携帯を開くといつの間にか充電が切れていたらしく画面は真っ黒になっていた。
(祥平から電話かメールが来てたりして……でも、どうせ、今日は就職活動したの?って聞かれるだけだろうし。起きてからでいっか。)