オートマトン -Online- 推敲中
「後ろに連なって座ってるだけだよ」
「それ、言い方が違うだけでしょ?(笑)」
アレキサンダーはユイの顔の前に、白い花の髪飾りを差し出した。
「これ、女のキャラクターしか装備できないからあげるよ」
ユイが受け取ると、フワフワの白い花びらが柔らかそうに手の中で揺れた。
手の甲ほどの大きさの白い花の髪飾りをユイは早速装備すると、右の横髪に白い花がついた。
「似合ってるね」
「きゃぁ、かわいいー!ありがとう」
笑顔になったユイを見て、アレキサンダーはため息をつく。
「よかった。急激にテンション下がったのが分かって、焦った(笑)」
「ごめんなさい、どうしても思い出しちゃうとだめなんです。でも、もうテンションは大丈夫。―――この髪飾りもしかして、アクセサリーのスキルで作ってくれたの?」
「そう。さっき通ってきた『メイの草原』で『エクリプスの花びら』が収穫できるんだけど、それと銀を加工すると、この『月花の髪飾り』ができるんだ。っと言っても、このアイテムはかなり売れるからプレゼント用じゃなくて、もっぱら売り物として作ってるんだけど」
「かわいいから、売ってるのみたら絶対財布裏返して買うと思う(笑)」
アレキサンダーはユイの後ろから声を発する。
「人気があるのはグラフィックだけじゃない。知ってるか?太陽神界でキャラクター同士が結婚できること」
「あっ、確か『オートマトン -Online-』の公式ホームページに載ってましたよね」
「ああ、ゲームを運営する側が操るキャラクター(GM=GameMaster)が立会人になってくれて、結婚式をあげれるんだが、そのときに女のキャラクターが装備する装備品の一つがこれなんだ。俺はそういうの興味ないからもっぱら商売してるけど、かなり需要があって儲かる。ちなみに、ここでの結婚は、オートマトン(からくり人形)から取って、からくり結婚。略して『から婚』って言うんだよ。俺、最近知ったんだけど、この『から婚』、ゲーム内にとどまらないで、そのままリアルで会ってつきあって結婚した人もいるらしい」
「へぇ」
「その一方で、リアルで恋人がいるのに、ゲーム内には別の彼女がいるやつもいるし(笑)」
「もう、なんでもありだね(笑)」
「それ、言い方が違うだけでしょ?(笑)」
アレキサンダーはユイの顔の前に、白い花の髪飾りを差し出した。
「これ、女のキャラクターしか装備できないからあげるよ」
ユイが受け取ると、フワフワの白い花びらが柔らかそうに手の中で揺れた。
手の甲ほどの大きさの白い花の髪飾りをユイは早速装備すると、右の横髪に白い花がついた。
「似合ってるね」
「きゃぁ、かわいいー!ありがとう」
笑顔になったユイを見て、アレキサンダーはため息をつく。
「よかった。急激にテンション下がったのが分かって、焦った(笑)」
「ごめんなさい、どうしても思い出しちゃうとだめなんです。でも、もうテンションは大丈夫。―――この髪飾りもしかして、アクセサリーのスキルで作ってくれたの?」
「そう。さっき通ってきた『メイの草原』で『エクリプスの花びら』が収穫できるんだけど、それと銀を加工すると、この『月花の髪飾り』ができるんだ。っと言っても、このアイテムはかなり売れるからプレゼント用じゃなくて、もっぱら売り物として作ってるんだけど」
「かわいいから、売ってるのみたら絶対財布裏返して買うと思う(笑)」
アレキサンダーはユイの後ろから声を発する。
「人気があるのはグラフィックだけじゃない。知ってるか?太陽神界でキャラクター同士が結婚できること」
「あっ、確か『オートマトン -Online-』の公式ホームページに載ってましたよね」
「ああ、ゲームを運営する側が操るキャラクター(GM=GameMaster)が立会人になってくれて、結婚式をあげれるんだが、そのときに女のキャラクターが装備する装備品の一つがこれなんだ。俺はそういうの興味ないからもっぱら商売してるけど、かなり需要があって儲かる。ちなみに、ここでの結婚は、オートマトン(からくり人形)から取って、からくり結婚。略して『から婚』って言うんだよ。俺、最近知ったんだけど、この『から婚』、ゲーム内にとどまらないで、そのままリアルで会ってつきあって結婚した人もいるらしい」
「へぇ」
「その一方で、リアルで恋人がいるのに、ゲーム内には別の彼女がいるやつもいるし(笑)」
「もう、なんでもありだね(笑)」