オートマトン -Online- 推敲中
「いま西暦何年だっけ?」
日付の記入欄で手を止め、結衣は翔太に顔を向けた。
「2008年」
翔太は本棚から早速持ってきたらしき漫画を手に持って、近くのソファーに腰を埋めていた。
「7月何日?」
「4日」
「水曜日だっけ?」
「土曜だよ」
「ああ、そうそう。土曜だよね」
結衣はボールペンを走らせる。
次にアレルギーの有無を記入していく。
曜日も分からないのかという表情で翔太が結衣に視線を送っていると、時期に書き終えた結衣がバインダーごと用紙を受付に持っていった。
「このまま診察室にどうぞ」
「…はい」
結衣は翔太に1度視線を送ってからテレビの横の白い扉に向かった。
2度、不安定な音を立ててノックする。
「―――どうぞ」
男の声で、無機質な白い扉がそう答えた。
日付の記入欄で手を止め、結衣は翔太に顔を向けた。
「2008年」
翔太は本棚から早速持ってきたらしき漫画を手に持って、近くのソファーに腰を埋めていた。
「7月何日?」
「4日」
「水曜日だっけ?」
「土曜だよ」
「ああ、そうそう。土曜だよね」
結衣はボールペンを走らせる。
次にアレルギーの有無を記入していく。
曜日も分からないのかという表情で翔太が結衣に視線を送っていると、時期に書き終えた結衣がバインダーごと用紙を受付に持っていった。
「このまま診察室にどうぞ」
「…はい」
結衣は翔太に1度視線を送ってからテレビの横の白い扉に向かった。
2度、不安定な音を立ててノックする。
「―――どうぞ」
男の声で、無機質な白い扉がそう答えた。