アイスクリーム男子の作り方【アイスクリームの美味しい食し方番外編】

チカが言おうとした台詞を
俺は言った。

誓ったからだ。
この子のそばにいて守って
幸せにするんだ、と。

チカは、返事をする間もなく、
泣き疲れて眠ってしまった。

俺は、部屋の隅にあった
布団を敷き、
彼女をそこに眠らせた。


柔らかい頬を撫でると、
身体の中心が、
ほわっと解れて暖かくなった。


頭がどんどん冴えてくる。


今のままじゃ、
彼女を幸せにするどころではない。
情けない弱い男にはなりたくない。


俺は、今、何を為すべきか、
彼女の寝顔を見て考えた。