アイスクリーム男子の作り方【アイスクリームの美味しい食し方番外編】
「昨日の夜だよ。
もう、あっという間でね。
何?木暮さん?
2人ともいなかったよ。
お母さん、先月入院してさ。
ま、娘さんしっかりしてるから、
自分でなんとかするだろうさ。」
昨日の夜、
隣の部屋から出火し、
木造アパートはあっという間に
黒焦げになった。
原因は火の不始末。
真っ黒だ。
全部燃えてしまっている。
この数ヶ月、
ここには来ていなかった。
まさか、
毎日仕事に出ていたお母さんが
入院してるなんて思わなかった。
「もし、彼女が
家を探すことがあったら、
紹介しますのでご連絡ください。」
店長はそう言って名刺を
大家さんに渡した。
やっぱり俺は子どもだ。
全然分かってなかったし、
力も名刺も肩書きもない。
俺は、瓦礫の山を剥がした。
もう、あっという間でね。
何?木暮さん?
2人ともいなかったよ。
お母さん、先月入院してさ。
ま、娘さんしっかりしてるから、
自分でなんとかするだろうさ。」
昨日の夜、
隣の部屋から出火し、
木造アパートはあっという間に
黒焦げになった。
原因は火の不始末。
真っ黒だ。
全部燃えてしまっている。
この数ヶ月、
ここには来ていなかった。
まさか、
毎日仕事に出ていたお母さんが
入院してるなんて思わなかった。
「もし、彼女が
家を探すことがあったら、
紹介しますのでご連絡ください。」
店長はそう言って名刺を
大家さんに渡した。
やっぱり俺は子どもだ。
全然分かってなかったし、
力も名刺も肩書きもない。
俺は、瓦礫の山を剥がした。