アイスクリーム男子の作り方【アイスクリームの美味しい食し方番外編】
「で?いつまで日本に?」

「明後日帰るわ。

ね、私、あなたと
やりたかったことがあるの。」

「はぁ?!」

俺は叫んだ。

姉さんにしろ母にしろ、
なんで、チカの手を取るんだ!


「わ、私ですか?!」

母は、
チカの手を引っ張って、
ソファに連れて行った。


「ちょ…、なんで
そうなるんです!」

俺は、ため息をついた。


「だって、一悶着あると思ったのに、
何にもないんだもん。

それとも、なんかまだ母に言いたいことある?」

母は俺を振り返り聞いた。


「あー…

今の俺、どうですか?
ちゃんと成長してますか?」

俺は両手を広げて聞いた。

「…。

まぁまぁ、いい男なんじゃない?
哲さんには負けるけど。」

そう母が言った。

「十分です。」

だから、俺はそう返した。

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