アイスクリーム男子の作り方【アイスクリームの美味しい食し方番外編】
「怒ってないの?」
翌朝、母親は、
バツの悪そうな顔で
リビングに入ってきた。
「感謝してるくらいですよ。
ありがとうございます。
あ、チカが、あとで、
自分のアルバムもお母さんに見せたいって言ってました。
見てあげてくれる?
チカのお母さんを紹介したいって。
ま、そこにいらっしゃるのですが。」
俺は、
チカのお母さんを
紹介した。
母は、手を合わせた。
そして、そのまま言葉を発した。
「今日、チカちゃん借りていい?」
学校は月曜からなので、
俺はどうぞ、と言った。
店に出る準備をして、
チカはまだ起きられないことを
伝えた。
「あ。」
俺は、リビングを出る前に、
振り返った。
「言うことありました。
一番大事なやつ。
次会ったら絶対言ってやろうと
思ってたんです。」
母は、
覚悟したように
姿勢を正した。
「どうぞ。なんでも言いな。」
「18年前、
産んでくれて本当にありがとう。」
翌朝、母親は、
バツの悪そうな顔で
リビングに入ってきた。
「感謝してるくらいですよ。
ありがとうございます。
あ、チカが、あとで、
自分のアルバムもお母さんに見せたいって言ってました。
見てあげてくれる?
チカのお母さんを紹介したいって。
ま、そこにいらっしゃるのですが。」
俺は、
チカのお母さんを
紹介した。
母は、手を合わせた。
そして、そのまま言葉を発した。
「今日、チカちゃん借りていい?」
学校は月曜からなので、
俺はどうぞ、と言った。
店に出る準備をして、
チカはまだ起きられないことを
伝えた。
「あ。」
俺は、リビングを出る前に、
振り返った。
「言うことありました。
一番大事なやつ。
次会ったら絶対言ってやろうと
思ってたんです。」
母は、
覚悟したように
姿勢を正した。
「どうぞ。なんでも言いな。」
「18年前、
産んでくれて本当にありがとう。」