僕らの日常だった世界
一章
「あー、すごくダルい…」


僕が机に倒れ込むと弁当箱を取りに行っていた藤本 達也(ふじもと たつや)通称ぱっつんがちょうどやってきた


「匠、どうせ後2時間だけなんだからサボんなよ」


「だけど授業を受ける気にもならない」


この日の午後の授業は世界史とライティングという僕が嫌いな教科ベスト3に入るものがふたつもあるのでお昼から気が重かった


「まぁ、気持ちは分からなくもないがこれから昼飯なのに机を占領するのはやめてくれ」


ぱっつんは弁当箱を机に広げ始めた


「おいぱっつん!どうにかして授業を潰せないか!」


「お前は馬鹿か?そんなこと出来るなら毎日してる」


ぱっつんは弁当を食べ始めてしまったのでしぶしぶ僕もコンビニで買ってきたパンを出した


「僕ちょっと飲み物かってる」


「俺のも頼むわ」


ぱっつんが僕をぱしろうとして来たので無視して教室を後にした

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