ドロップは涙味
圭は、少し体を離した。











「日向…」









切なげに微笑んで、優しく頭を撫でた。










…神様がいるのなら。










どうか、私に時間を下さい。









どうか、圭を悲しませないようにして…。









1番星が、きらきらっと瞬いた。





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