ドロップは涙味
「うっ………」













「日向!?」











置いてあった洗面器に、顔を突っ込む。











「日向……っ」










背中を撫でてくれるその手は、カタカタと震えが止まっていない。












「圭……ごめん…今日は、もう帰って……?」










「……っごめん」










そう言い残すと、圭はパタパタと走っていった。




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