ドロップは涙味
◇◇◇◇
空は暗くなり、星が瞬いている。

布団にもぐりながら、今日あった出来事を整理していた。

すると、

「日向ちゃん…」とひいくんの声がした。

「ん?ひいくん?」

「一緒に寝ていい?」

「えっ…なんで!」

「怖いテレビ見たら…ひとりで寝れなくなっちゃって…っ」

「そっかそっか。いいよ」

ひいくんは昔から怖がりだ。

首筋に、ひいくんの吐息がかかる。

う…///なんかくすぐったい…

「日向…」

名前を呼び捨てにされて、一瞬ドキッとする。

後ろから、抱き締められる。

もう…何なんだ。

最近、変な事が1度に起こる。

そう思いながら、闇へ落ちていった。
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