ドロップは涙味
「ん…」

ぼんやりと目を覚ます。

やっと今日で2日目か。

なんかだるいな…。

「日向ちゃんっ?」

「ひいくん…」

「どうした?起きれる?」

首を横に振る。

「ばあちゃん、日向ちゃん熱あるかもー!」

そう言ってからひいくんは、私の体を抱きかかえた。

「ひいくん…降ろ、して…?」

「ダメだよ。多分、熱あるから。」

即座にそう否定された。

「…」

意識が朦朧として、再び闇に落っこちた。



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