ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
ぼくはテレビの野球を見ながら飲む。
会長は奥に入りエプロンを腰に巻いて出て来た。
ぼくはそのまま飲み続ける、野球を見ながら。
この日はただ飲んで終わった。
帰りに会長が…
『兄さん、おおきに、また来たってや』
…これだけだった。
ホテルに帰り健に電話する。
仕事の方は特に変わりなし、という状態だ。
話し終わると弥生からメールが来た。
《いないじゃん?どこいんの?》
ぼくは電話をかけ大阪に来ていることを伝えた。
『大阪?なんでまた?』
『遊びに来たんだよ』
『ふ~ん、遊び…て言うか、遊んでて良いわけ?しかもなんで大阪?なんで今日なのさっ』
『別に…理由はねぇよ』
弥生がいつもよりしつこい。
酒飲んでやがるな…
面倒くせぇな。
『でかけるから切るぞ!』
会長はぼくの事など記憶に残ってないのかもしれない。
どっかで見たことはあるが、誰か?はわからないようだ。
明日また行ってみよう…
翌日大阪の街をぶらぶらと歩く。
駅前の電話ボックス。
風俗の貼り紙とサラ金の貼り紙がぎっしりと貼られている。
木更津あたりじゃすぐ剥がされるな…
会長は奥に入りエプロンを腰に巻いて出て来た。
ぼくはそのまま飲み続ける、野球を見ながら。
この日はただ飲んで終わった。
帰りに会長が…
『兄さん、おおきに、また来たってや』
…これだけだった。
ホテルに帰り健に電話する。
仕事の方は特に変わりなし、という状態だ。
話し終わると弥生からメールが来た。
《いないじゃん?どこいんの?》
ぼくは電話をかけ大阪に来ていることを伝えた。
『大阪?なんでまた?』
『遊びに来たんだよ』
『ふ~ん、遊び…て言うか、遊んでて良いわけ?しかもなんで大阪?なんで今日なのさっ』
『別に…理由はねぇよ』
弥生がいつもよりしつこい。
酒飲んでやがるな…
面倒くせぇな。
『でかけるから切るぞ!』
会長はぼくの事など記憶に残ってないのかもしれない。
どっかで見たことはあるが、誰か?はわからないようだ。
明日また行ってみよう…
翌日大阪の街をぶらぶらと歩く。
駅前の電話ボックス。
風俗の貼り紙とサラ金の貼り紙がぎっしりと貼られている。
木更津あたりじゃすぐ剥がされるな…