ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
…昨日エレベーターから降りてきた女の子か…
『会いたかったんじゃないのー?』
玄関が開き、弥生が携帯で喋りながら、勝手に部屋に入り、ぼくの目の前のソファーに座った。
ぼくもそのまま弥生を見ながら携帯で喋る。
妙な光景になった。
ペラペラ喋りながら何か袋に入った物を真ん中のテーブルに置く。
中に二日酔い用の液体胃薬とバナナが入っていた。
『今日仕事じゃなかったのー?』
『あぁー現場までは行ったんだけど…なんか二日酔いでよー』
別に二日酔いではなかった…
『会いたい時はさー堂々とくれば良いんでないのー?…弥生会いたいよー、かなんか言って』
『ふざけんな!昨日は道に迷っただけだよ』
何故か携帯で喋りながら弥生はまた玄関から出ていった。
喋りながら窓から下の駐車場を見ると、そのまま何事も無かった様に、弥生は自分の愛車、bbに乗って去っていった。
『ぶん太…気を付けなよ!じゃーね!』
そう言って電話を切った。
ぼくはそれから再びベガスに打ち子の様子を見に出かけた。
『会いたかったんじゃないのー?』
玄関が開き、弥生が携帯で喋りながら、勝手に部屋に入り、ぼくの目の前のソファーに座った。
ぼくもそのまま弥生を見ながら携帯で喋る。
妙な光景になった。
ペラペラ喋りながら何か袋に入った物を真ん中のテーブルに置く。
中に二日酔い用の液体胃薬とバナナが入っていた。
『今日仕事じゃなかったのー?』
『あぁー現場までは行ったんだけど…なんか二日酔いでよー』
別に二日酔いではなかった…
『会いたい時はさー堂々とくれば良いんでないのー?…弥生会いたいよー、かなんか言って』
『ふざけんな!昨日は道に迷っただけだよ』
何故か携帯で喋りながら弥生はまた玄関から出ていった。
喋りながら窓から下の駐車場を見ると、そのまま何事も無かった様に、弥生は自分の愛車、bbに乗って去っていった。
『ぶん太…気を付けなよ!じゃーね!』
そう言って電話を切った。
ぼくはそれから再びベガスに打ち子の様子を見に出かけた。