ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
…クリスマスに風俗の…?


友美の事…?


どっちにしろ関係ねぇだろ。


ぼくは朝から酒を飲んだ。

ふざけやがって…


女房じゃあるめーし。



この日、健と飲みに行く…



ムシャクシャする。

『弥生さん…ぶんさんの事…好きなんじゃないすか?』


『あ?好き?だってこんなちっちぇー頃から連んでんだぜ、好きとか感覚ねぇーだろ普通』


『いや、俺も思ったんすよ…俺も片親じゃねぇすか、さつきと一緒になってガキ出来て…初めてじゃないすか、自分にとって誰が大事かって』


ぼくにとっては結構衝撃的だった。


…そんなもんなんだろうか。



…でも、弥生が…?

健と飲んだ後、弥生に電話してみる。


弥生は電話にでなかった。



もう1回電話する。

出ない…



しばらくしてメールがきた。


《なに?》


また電話する、がやはりでない。


またメール。


《なに?》


直接話すのは嫌だ、ということか。


ぼくは段々腹が立ってきた。



その後出るまで電話してやろうと思い、何度も何度も電話した。


酒が入っている事もあり、ムキになっていた。


諦めた頃には夜中になっていた。
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