ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
とりあえず飲み物を頼んだ。


咲希はカクテルを注文したが、ぼくは酒はやめといた。

これ以上飲むと記憶がなくなりそうだし、咲希を襲いそうな気がする。


のみながら咲希は会長と一緒に来たいきさつからしゃべりはじめる。

最初からぼくの仕事を見て助けてやれ、と言われて来たらしい。

咲希はよっぽどおっちゃんに気に入られたのだ、とぼくに言うがどうもわからない。


以前ぼくの事を拉致って脅している。

派手に動くなと。

それは、ぼくがパチンコ屋の客をターゲットに広告をまき、その中に会長の所のシマがあったからだ
しかも、中にいた打ち子に追い込みをかける為にトラブった。
更に、そのトラブった相手は会長のせがれだと言う事も後にわかった。


ぼくは何か会長には特別なオーラを感じていた。


だから、わざわざ大阪まで行ったのだ。

わざわざ行ったから気に入られるのか?
そんな単純ではない。


そして咲希は何者なのだ。

会長に手伝ってやれって言われて、はい行きます。んでこんな田舎町まで来る。

普通はありえねぇ…

咲希はアドバイスをし始めた。


大まかに説明して最後には…
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