ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
自分でも良くわからなかった。


ぼくは弥生の事をどう思ってるのか…


小さい頃から知りすぎている。


小さい頃からいじめられたりしていると助けている。


小さい頃から…


確かなのは、最近弥生はぼくの事を1人の男として見ている。


周りの人達はぼくと弥生は付き合っていると思っている。


マスターにモーニング代を払い、戻った。



野口に龍平さんの所に行かした分、午前中は外回りに出なければいけなかった。

事務所に戻り書類を持って出ようとすると弥生に止められた。


『ぶん太!ルージュが飛んだらしいよ!どうする?』



『そうか…んじゃ野口のルート誰かに回ってもらってくれ、俺ルージュの様子見てくる…残、いくらだ?』


『825000円!』



日掛けを初めてから初の逃げだ!


隣街、君津にあるスナックルージュ、最初は50万スタートから完済後の再融資だった。


1日も遅れた事もなかったので2回目は100万だした。


店に金目の物でも残ってればいいが…
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