ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
弥生の胸元に頭をうずめる…

弥生はそのままうずくまったぼくを抱きしめていた。

そのままでよかった…弥生も何も聞かなかった…

ぼくはいつの間にか眠っていた。


目が覚めた時に弥生は既にいなかった。味噌汁と目玉焼きとウインナーが焼いてあり、書き置きがある。

《ぶん太くん!なんかカッコ悪いぞ》

それだけ書いてある
ご飯は炊いてなかった…

…1人で米を研いでみた。
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