200年後も、ずっとキミを。
「あのね、海斗・・・」
「自転車。」
「え?」
「後ろ、乗れよ。」
異常なくらいに寂しく笑った海斗。
そのまま、どこかに行っちゃいそうで・・・怖かった。
「どこ、行きたい?」
「・・・え・・・」
「スキなとこ、連れいってやる。」
「・・・そしたら・・」
河原。
あの、カエル岩の前。
そう言ったら
「まかせとけ!」
そう言って、こぎ出した。
トンッと海斗の背中に、頭をくっつける。
目をつぶる。