200年後も、ずっとキミを。


「花火、みんなでやったろ。」



「・・あ、うん。」




花火・・・


カエル岩の前で二人で線香花火をもって、さいごまで落ちなかったら、両想い。



「ね、海斗。」



「んぁ?」




「・・・いなくならない、よね?」




「・・・・ああ。」




「ずっと、一緒だよね・・・?・・・」




「・・・ああ。」





「ほんとの、ほんと、だよね・・っ・・・」



涙を抑えて、そう聞くのが精一杯だった。



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