200年後も、ずっとキミを。


「ここを、つつつーと伝って・・・」


手に汗をかく。



こんなコトなら、遅刻ばれた方がよかったんじゃないか・・?





「ピョンと飛び乗る!」



教室の中が見えた。



なんとか、窓枠にしゃがみ込めた。




でも、みんなの顔が青い・・・。



なんで?



ぬっと知冬の後ろからでかい影が出てきた。



「・・・え・・っとォ・・・」



「ピョンと飛び乗る!じゃ、ねえぞ、寺西ィ・・・!」



「スィマセーーン!」



必死にあやまっている私をよそに、海斗はまた口パクで「ばーか。」

と言ってくる。


知冬も苦笑いで、泰樹なんか爆笑している。



・・・なんで、私バッカ・・・。







< 16 / 137 >

この作品をシェア

pagetop