200年後も、ずっとキミを。
「ひゃァ・・・。何これ、ひっどォ・・・。」
「うわ!きったね・・・」
「ひどいね、何これ。」
「落書きまで・・・」
ストバス広場が、ゴミや落書きでいっぱいになっていた。
「・・・なんで?」
ガシャンと、フェンスに掴まって中をのぞき込む。
フェンスの外からでも匂うほど、ゴミは異臭を放っていて、落書きは私たちの実名をかかれて『バカ。死ね』などの暴言とともにかかれていた。
怒りよりも先に悲しみが襲ってきた。
「何で?じゃねえ、さっさとかたづけるぞ。・・・たく、今日はクリーンな日だぜ」
「×清掃に、ストバス広場の清掃・・・ついでに、部屋も片付ければ?海斗!」
のんきに笑う知冬。
鞄から、次々とゴミ袋を出して、ゴミを分別していく。
「はい、朝陽の分。」
「え?」
「俺等は、落書きを消そう?とりあえず、俺のタオルで・・・」
「・・うん。」
すっきりしなかったけど、とにかく今日はゴミも片づけて、落書きも消した。
・・・誰がこんなコトやるんだろ・・。