200年後も、ずっとキミを。



「あー・ちゃィ・・・。熱いよォ・・・溶けるゥ・・・。」


ミーンミーンと、蝉の声が聞こえる。


蝉の声って、無性に暑苦しく感じるよね。


いつものようにお昼は泰樹・知冬・海斗・私で食べていた。


「あ、朝陽の、のり巻きたまご美味しそう!もーらい!」


ひょぃっと海斗がのりたまを取り上げた。


「あ!だめ!朝陽のーー!!」



「朝陽、いいよ私の卵焼きあげる。」



・・・いつもより、お弁当箱小さくなってる・・・。


知冬、絶対痩せてる・・・。



もともと細い身体をよけいに細くしようとしている・・・。


何で?




「ねェ、ちふ・・・」




ゾワ!
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