200年後も、ずっとキミを。
結局、その日はパッとしないまま解散。
帰る方向が違うから、知冬とは途中で別れて、泰樹は「図書館行く」って言うから・・・。
よりにもよって、こいつと。
音楽ばっかり聞いてる、海斗と二人で帰ることに。
「ちょ・・と、ゼェゼェ・・ま・・・ってぇ・・・!」
「ぁあ?あ、おまえ、歩きかよ?」
ああ、先に気付いてよ。
そうです。歩きですよ。
タイヤがパンクしたままなんでね。
「先に、言えよなー・・・ほれ。」
後ろに置いてあった鞄をよけて、「ん。」と指をさす。
「・・・乗って、いいの?」
「乗らないで、走るの?」
「いや!乗ります!お願いします!」
「おう。」