200年後も、ずっとキミを。

「うん、旦那と一緒に朝陽に唄を作って待ってるわ。」



―ニホンで作詞を手がけているおばさんの旦那さん。・・・お母さんの弟なんだけど。

すごい、きれいな言葉を使って人の心をわしづかみにする詩が、大好きだ。


「ほんと?ホントに?約束ね!」



にこっと笑うおばさんの顔はとてもきれいで・・・。



「じゃあ、いそいで作るわね。朝陽ちゃんのために。」


「うん!」


「あ、じゃあごちそうさま。お米美味しかったわ。」



「あら、もう行かれるんですか?朝陽ともう少しお話したら・・・」


お母さんが残念がる。

ばつが悪そうに笑ったおばさん。


「そろそろ帰らないと、家につくのが遅くなるので・・・」


「・・あ。そっか。じゃあ、おばさん!絶対に唄、つくってね!」



「ええ、楽しみにしていてちょうだい!朝陽こそ、絶対に遊びにきてね!」



「ばいばーーい!」



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