200年後も、ずっとキミを。
カツーン・・・カツーン・・・



「!?」


足音・・・?



もう、見回りが来たのか!?


くそ!!ここまで来たのに・・・。



あと少しで“世界の終わり”が・・・。



ハンドライト(過去では、懐中電灯)を本棚に当てながら、探した。



あの本が無ければ・・・――・・・。



足音が近づいてくるなか、必死に探した。




「・・・あ、った・・・。」



汗がいっきに乾いた気がした。


フヮっと風が吹いた。



「世界の・・・おわ・・り・・だ、」


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