200年後も、ずっとキミを。
なんて、似合わないって言われるから、絶対に言わないけど。


ね、カエルくん。


カエル岩に向かって心の中で一人で話していた。




「朝陽?一緒にやろうよ。」


泰樹が、花火をいっこ持ってきてくれた。


「ありがと、」


「カエルと、話してたん?」


わたしの横にちょこんと座り込む。



「・・・うん。」


なんだか、寂しくなった。


なんでか、わかんないけど。


不安が一斉に花開いた感じで。



ワァッと広がって。



・・・・・怖かった。




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