200年後も、ずっとキミを。

「おーい、二人ともなにやってんだよ!打ち上げ、いっきまーーす!!」



ヒュー・・・ドン、ドン、と花火の音が響く。


「ひゃー、本格的だね、結構。」



「だなー。すごいかも。」


「・・・だね。」






・・・あれ?













―気付いちゃった。


知冬が花火を見ないで、ずっと・・・。



じっと、海斗を見つめていることに。






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