200年後も、ずっとキミを。
結局、その日の補習は、説教で終わってしまった。




「あー、あじィ・・な。」




「だねー。」


補習後、
コンビニの前で、二人ならんでアイスを頬張る。




「あ!!」



「・・・んだよ、びびったァ」



「ドラマ、再放送忘れてた!帰る!!」



「え、オイ!待てよ!」



「じゃあね、海斗!また明日!!」



「・・・おう!」




ばいばーーいと、大きく手を振った。


真新しい自転車にまたがって、空を切る。



新品のペダルをこぐのは、快感だった。



「んー!キモちィ!」


風が。


澄んだ空が。



この暑さでさえ、きもちくなってくる。



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