200年後も、ずっとキミを。
「海斗!」
目が覚めるとそこは、汚いテントの中だった。
「・・きょ・・う?」
「ああ、そうだ!大丈夫か?今、水を―・・・・・海斗?」
海斗が、俺の服を握りしめている。
いつも、なんににも無頓着な海斗が・・・。
「お父さんと、お母さんは・・・死んだの?」
涙を流して、そう言った。
「・・・ああ。俺の両親も死んだ。」
「・・・・・・・そっか。」
死の街-town of death-
いつしか、そう呼ばれている僕らの街。