200年後も、ずっとキミを。
急いで行ったにもかかわらず、知冬はもう来ていた。
「朝陽、こっち!」
「え、?ちょ、」
腕を掴まれた。
その身体のどこにそんな力があるの?ってくらいに、グイグイ引っ張られた。
「ね、ちょ・・っと痛っ!」
だんだんと茂みの奥に入っていく。
「何処行くの?ねえ、知冬!」
「この奥。」
ニコッといつもの愛らしい笑顔で笑う。
・・・いつもの、知冬なのに・・・。
なんだか、別人で。