200年後も、ずっとキミを。
「はい!」
ドンッと思いっきり突き飛ばされた。
ゴツンと頭からスッこけた。
・・・のわりには、頭痛くない・・・。
後ろをみると、あの日の。
夏休み前日に、校門付近で突然出てきて、そして消えたヤツがいた。
「乱暴にして、すまないね。彼女は少々操らせてもらったよ。」
は?操る・・・・?
パチンと、その男が指をならすと、知冬は力が抜けたようにして倒れた。
「ちょっと!?何したの!」
「いや、別に何も。ただ、眠ってもらっただけだよ。」
・・・男?女?ほんとに、区別がつかない。
綺麗な顔しているけど、・・・・感情がなくて、ほんとうに男か女かわからない。
「私の名前は響と言うんだ。よろしくね。朝陽」
「気安く呼ぶな!バカ。」