200年後も、ずっとキミを。


「少し、キミには用があってね。」



「何のようだ!こっちにはなんも用事なんかない!!」



その綺麗な顔を見てると、頭がくらくらしてきた。


その人のまわりの景色が

フワフワとゆがんで見えて。



「ああ、歪んで見えて当たり前だよ。私は、この時代のものじゃないからね。」



「何、いってんだ・・よ」




「未来から、来たと言えばいいのかな?」



「・・・は?」



「キミは、少し未来に影響を与えすぎなんだよ。」




「・・・んなの、知らないよ。」



「海斗と、出会ったことによって、全て変わってきている。その先が。」



くらくらとする。


今日は、貧血なんだろうか?



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