希望のあしたへ
「何だそんな事か、それなら僕だって朝からそわそわしてずっと落ち着かなかったよ。あっそうそうこれマネージャーに持ってきてもらったんだ。僕のデビューから初期の頃のCDとこっちが最新版。他にも何枚か持って来て貰ったから二人に一枚ずつね。もちろんサイン入りだぞ!」

「二人にって、あたしまで頂いちゃっていいんですか?」

突然の事でまさか自分まで貰えるという事に驚く由佳。

「もちろん良いよ、いつも陽菜と仲良くしてくれているみたいだからね、そのお礼。遠慮しないでもってって」

「ほんとにこんなに貰っちゃって良いんですか? あたしなんてただ単に陽菜と友達だっただけなのに、そんなあたしが翔さんのCDをこんなに頂けるなんてなんか申し訳ないです」
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