希望のあしたへ
『新たなる目標』
その後翔は思い出したように陽菜に声をかけた。
「そうだ陽菜、そこの引き出し開けてくれるか?」
言われるままにベッド脇の引き出しを開ける陽菜。そこには以前言っていたあのデジタルオーディオが入っていた。
「何これ、デジタルオーディオ?」
「この前言っていただろ?」
「何よほんとにくれるの?」
「もちろん、約束しただろ? 一応デビュー曲から最新曲まですべて入っている。他にも好きな歌手の曲とかあったらダウンロードしてやるから言ってくれ」
「ううん良いの、亨兄ちゃんの曲さえ入っていればそれで十分。ありがとう亨兄ちゃん」
「すぐに使えるように一応フル充電してあるから。ところで陽菜パソコンて持ってないよな」
「持ってないわね、ちょうどほしいなとは思っていたんだけど」
陽菜の言葉に陽子は驚きをもって尋ねる。
「そうなの陽菜、今までそんな事言った事なかったじゃない」
「つい最近の事なんだけどあたしいろんな小説を読んでいるでしょ? そのうちに自分でも書いてみたくなったの」
陽菜によるまさかの発言に驚く陽子。
「そうだったの? まさかあなたがそんなことを考えていたなんて思わなかったわ、なんか驚いちゃった。あなたがそんなことを考えていたなんてね」
「あたしなんかが小説なんて書いたらおかしいかな?」
「どうしてあたしなんかって思うの? 良いじゃないあなたが小説書いたって。全然おかしくなんかないわ、ママ応援するわ」
ところがその後俯いてしまった陽菜は小さな声で呟いた。
「そうだ陽菜、そこの引き出し開けてくれるか?」
言われるままにベッド脇の引き出しを開ける陽菜。そこには以前言っていたあのデジタルオーディオが入っていた。
「何これ、デジタルオーディオ?」
「この前言っていただろ?」
「何よほんとにくれるの?」
「もちろん、約束しただろ? 一応デビュー曲から最新曲まですべて入っている。他にも好きな歌手の曲とかあったらダウンロードしてやるから言ってくれ」
「ううん良いの、亨兄ちゃんの曲さえ入っていればそれで十分。ありがとう亨兄ちゃん」
「すぐに使えるように一応フル充電してあるから。ところで陽菜パソコンて持ってないよな」
「持ってないわね、ちょうどほしいなとは思っていたんだけど」
陽菜の言葉に陽子は驚きをもって尋ねる。
「そうなの陽菜、今までそんな事言った事なかったじゃない」
「つい最近の事なんだけどあたしいろんな小説を読んでいるでしょ? そのうちに自分でも書いてみたくなったの」
陽菜によるまさかの発言に驚く陽子。
「そうだったの? まさかあなたがそんなことを考えていたなんて思わなかったわ、なんか驚いちゃった。あなたがそんなことを考えていたなんてね」
「あたしなんかが小説なんて書いたらおかしいかな?」
「どうしてあたしなんかって思うの? 良いじゃないあなたが小説書いたって。全然おかしくなんかないわ、ママ応援するわ」
ところがその後俯いてしまった陽菜は小さな声で呟いた。