希望のあしたへ
そんな時母親の陽子が不思議そうにたずねてきた。
「陽菜さっきはすぐにパソコンの話になってしまって聞けなかったけど一体どう言うことなの? どうして亨君がこんな物下さるのよ?」
疑問の表情で尋ねる陽子に対し説明をする陽菜。
「実はねママ、あたし翔の大ファンだったでしょ? この病院で初めて亨兄ちゃんに再会した時翔の正体が亨兄ちゃんだった事が分かったんだけど、あたしが翔の大ファンだった事を知った亨兄ちゃんがあたしに翔のCDを沢山くれたの」
「そうだったの、CDまで頂いていたのね。ありがとう亨君」
「いえとんでもないです」
亨が謙遜する言葉を放つと陽菜が続ける。
「でもあたしの病室にはそれを再生できるプレーヤーがないでしょ、それを知った亨兄ちゃんがマネージャーさんに頼んでこのデジタルオーディオを買ってそれに翔の曲を入れてあたしにくれるって言ってくれたの」
「それがこのプレーヤーって訳?」
「そうなの」
「亨君こんなもの頂いてしまって良いの? せめてプレーヤーの分だけでもうちで払わせて、何だか申し訳ないもの。そのうえパソコンまで頂いてしまったらほんとに申し訳ないわ。あたしなんて礼を言ったらいいか……」
「陽菜さっきはすぐにパソコンの話になってしまって聞けなかったけど一体どう言うことなの? どうして亨君がこんな物下さるのよ?」
疑問の表情で尋ねる陽子に対し説明をする陽菜。
「実はねママ、あたし翔の大ファンだったでしょ? この病院で初めて亨兄ちゃんに再会した時翔の正体が亨兄ちゃんだった事が分かったんだけど、あたしが翔の大ファンだった事を知った亨兄ちゃんがあたしに翔のCDを沢山くれたの」
「そうだったの、CDまで頂いていたのね。ありがとう亨君」
「いえとんでもないです」
亨が謙遜する言葉を放つと陽菜が続ける。
「でもあたしの病室にはそれを再生できるプレーヤーがないでしょ、それを知った亨兄ちゃんがマネージャーさんに頼んでこのデジタルオーディオを買ってそれに翔の曲を入れてあたしにくれるって言ってくれたの」
「それがこのプレーヤーって訳?」
「そうなの」
「亨君こんなもの頂いてしまって良いの? せめてプレーヤーの分だけでもうちで払わせて、何だか申し訳ないもの。そのうえパソコンまで頂いてしまったらほんとに申し訳ないわ。あたしなんて礼を言ったらいいか……」