希望のあしたへ
「良いじゃない、どうしたのそれ?」
矢嶋は疑問の表情で尋ねる。
「亨兄ちゃんに貰ったの。それだけじゃないのよ、翔のデビュー当時から最新の曲までほとんどの曲を入れてくれたの」
「そうなの良かったじゃない。これでいつでも翔さんの曲が聞けるわね」
「うんほんと嬉しい。今まで病室にこもりきりであまり楽しみもなかったけど久しぶりに亨兄ちゃんと再会して初めて楽しいと思えたの」
「そうなの、羨ましいなぁ? あんな大スターと知り合いだなんて」
そんな風に陽菜が自慢げに話をしていると、体温計の計測終了を知らせる音が『ピピピ……』となり響いた。
陽菜がその体温計を取出し矢嶋に差し出すと、それを見た矢嶋の顔が一瞬にして曇っていくのが見てとれた。
「陽菜ちゃん、今日も翔さんの所に行くのかな?」
「もちろん行くに決まっているじゃない、何かまずいですか?」
「そうねぇ、申し訳ないけど今日は無理ね、翔さんの所に行くのは控えて頂戴」
矢嶋は疑問の表情で尋ねる。
「亨兄ちゃんに貰ったの。それだけじゃないのよ、翔のデビュー当時から最新の曲までほとんどの曲を入れてくれたの」
「そうなの良かったじゃない。これでいつでも翔さんの曲が聞けるわね」
「うんほんと嬉しい。今まで病室にこもりきりであまり楽しみもなかったけど久しぶりに亨兄ちゃんと再会して初めて楽しいと思えたの」
「そうなの、羨ましいなぁ? あんな大スターと知り合いだなんて」
そんな風に陽菜が自慢げに話をしていると、体温計の計測終了を知らせる音が『ピピピ……』となり響いた。
陽菜がその体温計を取出し矢嶋に差し出すと、それを見た矢嶋の顔が一瞬にして曇っていくのが見てとれた。
「陽菜ちゃん、今日も翔さんの所に行くのかな?」
「もちろん行くに決まっているじゃない、何かまずいですか?」
「そうねぇ、申し訳ないけど今日は無理ね、翔さんの所に行くのは控えて頂戴」