希望のあしたへ
その後亨は自分の病室に帰ったものの、陽菜の様子が心配でたまらなくなってしまいその晩は食事ものどを通らず、そして夜も心配でなかなか寝付けなかった。
翌朝の食事もほとんど残してしまった亨は食べ終わるとすぐさま陽菜の下に向かった。
はやる気持ちを抑えつつ車椅子を走らせる亨。ようやく陽菜の病室の前にたどり着いた亨であったが、依然面会謝絶の札はかかったままであった。
亨が陽菜の病室の前に佇んでいると、この時突然病室のドアが開いた。
「亨君じゃない、どうしたのこんなに早く。そう言えば車椅子乗れるようになったんだってね、おめでとう」
「おばさんおはようございます。はいついこの間乗れるようになりました。それで陽菜の様子はどうかなと思って、実は昨日も来たんですけど面会謝絶の札がかかってあって会えなかったもので」
翌朝の食事もほとんど残してしまった亨は食べ終わるとすぐさま陽菜の下に向かった。
はやる気持ちを抑えつつ車椅子を走らせる亨。ようやく陽菜の病室の前にたどり着いた亨であったが、依然面会謝絶の札はかかったままであった。
亨が陽菜の病室の前に佇んでいると、この時突然病室のドアが開いた。
「亨君じゃない、どうしたのこんなに早く。そう言えば車椅子乗れるようになったんだってね、おめでとう」
「おばさんおはようございます。はいついこの間乗れるようになりました。それで陽菜の様子はどうかなと思って、実は昨日も来たんですけど面会謝絶の札がかかってあって会えなかったもので」