希望のあしたへ
『はいもしもし』

「突然申し訳ありません。三枝さんのケータイ電話でよろしいですか?」

『そうですが』

「陽菜さんの主治医をしております栗原と言いますが」

『あっ栗原先生いつも陽菜がお世話になっています。それよりどうしたんですか突然、まさか陽菜に何かあったんですか?』

「いやいや、そういう訳ではないので安心してください」

『ではなんなんでしょう、突然電話なんて』

「実はうれしい知らせがありまして」

『なんですか嬉しい知らせって』

「取り敢えず今から病院に来ていただくことは可能でしょうか?」

『分かりました、今から伺います』

「時間がありませんので出来るだけ早くお願いします」

『分かりました』

その後陽子はすぐに病院に向かった。

病院に着いた陽子はすぐさま受付に向かう。

「あのっ三枝陽菜の母ですが、栗原先生にすぐ来るようにって連絡があって伺ったのですが」

「少々お待ちください」

そう言って受付の女性は内線電話をかけると、その後電話を切った後陽子に対し声をかける。

「ただいま参りますので少々お待ちください」

「分かりました」

待合室で少しの間待っているとそこへ栗原医師がやって来た。
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