意地悪なきみの隣。
だって、中島くんといる時は絶対に楽しいんだもん。
不思議なことも言ってくるけど、それが中島くんなわけで。
それも含めて、意地悪を言うけど嫌いにはなれない人。
思いっきり避けられると悲しくなっちゃうよ。
キスの意味なんてわからなくて、あの質問も全然わからない。
「3問目は難しいよ…」
好き………。
私が中島くんを好き?
どうなんだろう…。
確かに好きだし、ドキドキだって…たまにはあるよ?
でもその好きもドキドキも恋愛なのかはわからない。
ふう…とため息をつくと、よしっ!とお昼ご飯を食べ終わった陽菜ちゃんが勢いよく立ち上がった。
「郁!練習見に行こう!」
「……………へえ?」