意地悪なきみの隣。
ひらひらと手を振って高橋くんのところへ行く大和くんを見届けて、テストに目を移す。
大和くんからの花マル。
と、『よくできました。』言葉。
なんだよう、小学生扱いじゃんか。
でも嫌じゃない私はどうかしてるよ。
「ようやく花マルもらえたんだ?」
「うんっ!ほら!」
大和くんと入れ替わるようにやってきた陽菜ちゃんにテストを見せる。
「よかったじゃん!」
「うん!」
へへへ…。
頑張ったかいがあったよ〜。
今日は、寒くても大丈夫な気がする。