幸せの歌

学生の頃の話。

小学生の頃ーーーー。
私は昔から人見知りで人間嫌いだったから友達を作るのが苦手で団体行動なんて大嫌いだった。そのせいか私の友達はいつもころころ変わって1年もつ友達なんていなかった。とりあえずクラスで過ごせる友達がいればいいや、そう思っていた。
小学校5年生の時、
『私、幽霊見えるんだよね』
なんとなくついた嘘だった。それからびっくりするほどクラスの人達が寄ってきた。
『学校におばけいる?』
『最近どこでみたの?』
『私におばけついてる?』
みんなそんな風に聞いてきていつの間にか“友達"とゆう存在は増えてゆき、嘘だと言うタイミングが無くなっていった。
ある日、一人の男子に話しかけられた。
『お前なんか面白いよな』
顔を見てびっくりした。
私がひそかに想っていた彰悟だった。嬉しかった。
彰悟は誰にでも分け隔てなく接することが出来る人でスポーツ万能で勉強もそこそこ出来ていて、クラスの女子の大半がこの人のことを好きだった。
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