.+*:゚+隣の席の君.+:゚+。.㊤
「…」
「…」
沈黙。只今沈黙でございます。いや…もう10分も無言だよぉおおお
ドキドキ ドキドキ
私はドキドキしすぎていた。
な、なんでだろう
顔があつくなるのを感じた。
顔も上げられない…
「ここ。俺の特別な場所。」
いきなり広瀬君は言った。
「うん?」
私は顔をあげた。
「!!!!!!」
いつの間にかこんなとこに来ていたなんて。
そこは丘の上だった。すごい。町全体を見渡せる。
「すごい!!!」
私はすごく驚いた。
広瀬君がこんないいところを知っているなんて。教えてくれるなんて。
「ありがとう!!!!!♡♡♡♡♡」
私は嬉しくてたまらなかった。
「いつもここに来ているの?」
「うん。ここでずっとスケッチとかしてる。」
思い出した。
あのノートの絵を。
確かにここの景色だった。
そしてそのまわりの花。
草木。
「にゃーー」
猫だ。
!!、
広瀬君と猫が戯れとる…!!!?♡♡♡♡♡
また驚かされてしまった。
いつもと違う顔だった。
優しさに包まれた感じ。
こんな顔を見せてくれるんだ。
なんか猫に嫉妬してる気分だった。
--私にもこんな顔して話してくれないかな
いつしか私はこんなことを思うようになっていた。
彼のこの顔がみたい。
このいつもとは別の顔が好きだって。
そんな自分に驚いた。