.+*:゚+隣の席の君.+:゚+。.㊤
怒り
広瀬 蒼士。
出席番号25番。
私の隣の席の人。
今日は新学期から四日たった日。
友達もでき安心し始めた私の隣はこの三日間休んでいた。
だけど--
ついに来た。みんなザワザワ。
「おぅ!久しぶりじゃねーか蒼士!」
明るく話しかけていく男子を無視して席に座った。
えっ…何この人…めっちゃ無愛想じゃん…
それでも構わず話しかける男子。
「何してたんだよお前。元気そうで…」
「うるせぇなあ。」
そう言って彼はひじをついた。そして窓のほうを見る。
! 目が合った。私は慌てて目をそらした。
こっわ…何よ…
確かに友達が言ってた通り顔はアイドル級だった。
でも…
「やっぱ性格いい人がいいよねー♡」
美咲ちゃんだ。最初に私に話しかけてくれた子。すごく可愛くってポニーテールが決まってる。
「いきなりどうしたの美咲ちゃん?(笑)」
美咲ちゃんには彼氏がいる。
一つ上の先輩で、二人とも陸上部。
やっぱ可愛いもんなぁ…
「いやぁね、彼、べつにそーんないい顔してないんだけど本当にいい性格なんだよねー♡」
「彼氏かー…」
彼氏なんてできたことない。好きってなにかもわからない。早いなぁ、美咲ちゃんは…。
「あ、授業始まるね(笑)じゃっ!」
美咲ちゃんは自席に戻った。ぁあ…地獄…なんでこんな怖い人と隣なんだろ…。
ちらっと隣を見ると広瀬君は背筋を伸ばさず黒板の方をぼーっと見ていた。
私は恐る恐る教科書も持っていない広瀬君に声をかけた。
「あ、あの、教科書持ってないの?」
すると広瀬君はめんどくさそうにこっちを見て言った。
「お前転校生だろ?」
!!!
美咲ちゃんによれば全く学校に来ていないしクラスの人の名前も先生の名前も覚えていないらしかった。
なのに転校してきたって、なんでわかるの??
「そ、そうですけど…」
「…」
無言かいっ!返事を待ったけど、机にうつぶせになって寝てしまった。
不思議な人だと凄く思う…。
出席番号25番。
私の隣の席の人。
今日は新学期から四日たった日。
友達もでき安心し始めた私の隣はこの三日間休んでいた。
だけど--
ついに来た。みんなザワザワ。
「おぅ!久しぶりじゃねーか蒼士!」
明るく話しかけていく男子を無視して席に座った。
えっ…何この人…めっちゃ無愛想じゃん…
それでも構わず話しかける男子。
「何してたんだよお前。元気そうで…」
「うるせぇなあ。」
そう言って彼はひじをついた。そして窓のほうを見る。
! 目が合った。私は慌てて目をそらした。
こっわ…何よ…
確かに友達が言ってた通り顔はアイドル級だった。
でも…
「やっぱ性格いい人がいいよねー♡」
美咲ちゃんだ。最初に私に話しかけてくれた子。すごく可愛くってポニーテールが決まってる。
「いきなりどうしたの美咲ちゃん?(笑)」
美咲ちゃんには彼氏がいる。
一つ上の先輩で、二人とも陸上部。
やっぱ可愛いもんなぁ…
「いやぁね、彼、べつにそーんないい顔してないんだけど本当にいい性格なんだよねー♡」
「彼氏かー…」
彼氏なんてできたことない。好きってなにかもわからない。早いなぁ、美咲ちゃんは…。
「あ、授業始まるね(笑)じゃっ!」
美咲ちゃんは自席に戻った。ぁあ…地獄…なんでこんな怖い人と隣なんだろ…。
ちらっと隣を見ると広瀬君は背筋を伸ばさず黒板の方をぼーっと見ていた。
私は恐る恐る教科書も持っていない広瀬君に声をかけた。
「あ、あの、教科書持ってないの?」
すると広瀬君はめんどくさそうにこっちを見て言った。
「お前転校生だろ?」
!!!
美咲ちゃんによれば全く学校に来ていないしクラスの人の名前も先生の名前も覚えていないらしかった。
なのに転校してきたって、なんでわかるの??
「そ、そうですけど…」
「…」
無言かいっ!返事を待ったけど、机にうつぶせになって寝てしまった。
不思議な人だと凄く思う…。