.+*:゚+隣の席の君.+:゚+。.㊤

朝----

私は昨日のことが忘れられなかった。
仲良くなりたい。仲良くしたい。

あのあと私達でノートを探した。
結局男子の机の中にあって、事情を話した。
広瀬君はむすっとしてずっと無言だった。
だけど最後に「ありがとう」と言ってくれたのだ。

学校来るかな…

会いたかった

ちゃんと話をしたかった

なんだか気になってしまう

やたらと広瀬君の事が。


「梨奈ちゃーんー!おはよー!ねね、もしかして広瀬さ、梨奈ちゃんに一目惚れしたんじゃなあい!?」
美咲ちゃんは、会うと同時に言ってきた。
「いやぁ、ないないない(笑)」
「でも、梨奈ちゃんも可哀相よね、転校早々あんなのと隣になって。しかもあんなやつに好かれるなんてさ(笑)」
本当は内心ドキドキしたし嬉しかった。

なんでだろ?


お昼の時間になっても広瀬君は学校に来なかった。

放課後になっても…

「はー…」

ため息は少し久しぶりの気がする。
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