恋のはじまり
言われてハッとした。確かにその通りだ。私の入る隙なんてないんだからさっさと諦めなきゃならない。
改めて客観的に言われてると現実を思い知らされてまた悲しくなった。

「課長との事は報われない事なんだからさっさと終わらせて忘れなきゃ、駄目ですよ。」
「でも、あんな嘘をつく必要は無かったじゃない!なんで勘違いさせるような事言ったのよ。課長に誤解されちゃったじゃない。そ、それにキスまで。あ、あんなの…あんまりだよ…。」
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