恋のはじまり
課長には彼女がいて、私の事はどうも思っていないはず。だから課長にとっては私と西山君の関係の訂正なんて聞いても何とも無いし無駄なのかもしれない。
私たちの事なんて関係ないんだろう。

だから課長に言う言葉も見つけられなくて、あの後は結局課長には何も言えないままになっている。

課長の方も、私の事を避けている。
目も全く合わせないようにしているし、会話も無し。エレベーターにも一緒にならないようにしてるみたいだった。
さらに以前は私に回していた雑用も、他の人に頼んでいるのを知った時には結構ショックが大きかった。
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