君=花=俺∗﹡
「…竜夜?」

「ん…?」

「…ありがとう。」


僕は、花火を見つめながら

竜夜に言った。


「…美稀。」

「何…?」

「こっち向いて。」

「向いてるよ。」


僕は嘘をついた。
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